コツ①:お米はがずに泳がせる

  • お米を泳がせる

    1回目の水は、さっとかき混ぜて、すぐに捨てます。

    2,3回水を変えつつ、お米を泳がせるように軽く洗いましょう。

    • ポイント
    • 水が透明になるまで洗う必要はありません!

    お米を洗いすぎますと、米粒が割れて「でんぷん」が水に溶け出してしまいます。
    そのため洗いすぎたお米は、炊き上がりがベチャとしたご飯になりやすいです。

    また近年は、工場での精米技術が向上したので、お米への「ぬか」の付着が少なくなりました。
    そのため ご家庭にて力ずくでお米をとぐ必要がなくなりました。

    詳細をみる
    • ポイント
    • ザル上げはしなくて大丈夫!

    ザル上げ

    ザル上げで お米が乾燥しすぎると、ヒビ割れの原因になります。
    その場合、ご飯の炊き上がりがベチョっとしてしまい、食感も悪くなりがちです。

    昔は米粒が硬い品種が主だった事もあり、ザル上げして米粒にヒビ割れをつくる事で、お米に水が浸透しやすくする方法がありました。

    しかし最近のお米は適度に水分が含まれているので、ザル上げの必要がなくなったとされています。

    詳細をみる

コツ②:軟水に浸ける

  • 軟水

    マグネシウム、カルシウムといったミネラル分が少ない水を「軟水」といいます。
    (軟水は一般的に硬度120mg/L未満のもの)

    炊飯に「軟水」を使うと、ふっくら甘いご飯になりやすく、また穀類の良い香りを引き出します。

    • ポイント
    • 浄水器や、軟水のミネラルウォーターを活用しましょう。

    浄水器

    日本の水道水は軟水ですので、水にこだわりたい場合、浄水器の利用は良い方法です。

    またミネラルウォーターを活用するのも良い方法です。

    軟水ミネラルウォーター

    中でも硬度20~40mg/L程度の軟水ミネラルウォーターを使うと、より美味しいご飯に仕上がりやすいです。

    国産のミネラルウォーターは軟水のものが多いですが、欧州から輸入のミネラルウォーターはミネラル分が多い「硬水」のものが多いので注意しましょう。

    硬水を使ってしまうと、ご飯が硬く、パサパサになりやすいです。

    詳細をみる

コツ③:じっくり冷蔵庫で水に浸ける

  • お米の「でんぷん」は、水といっしょに加熱すると分解します。
    そうすると、お米に粘り気が出て、柔らかくなり「ご飯」になります。

    冷水ちょっとずつ浸透

    ●「冷水に」お米を浸すと、水がゆっくり浸透します。
    ●さらに 「じっくり時間をかける」と、お米の隅々まで水がゆきわたります。

    こうする事で、炊飯の時に お米の中心まで熱が通りやすくなります。
    十分に「でんぷん」が分解して、甘み・うま味が増し、ふっくらツヤツヤのご飯に炊き上がります。

    • ポイント
    • 冷蔵庫で3~6時間、水に浸しましょう。

    じっくり冷蔵庫で浸水

    炊飯釜にラップをかけてから冷蔵庫にいれると良いです。
    タッパーのような保存容器でも問題ありません。

    氷を入れる

    もし冷蔵庫に入らない場合は、水加減をみる時に「氷」を一緒に入れると良いです。
    水1カップあたり、氷1個がちょうど良い目安になります。

    詳細をみる

コツ④:炊飯器は早炊きモードで!

炊飯器を早炊きモードで

「早炊きモード」では炊飯時に水を一気に沸騰させる事になります。

じっくり吸水させたお米の場合、標準より早炊きの方が、うま味が増しやすく、シャキッとした炊き上がりになります。

コツ⑤:炊き上がったらすぐにほぐす

  • 炊き上がりで直ぐほぐす

    ご飯から昇る蒸気が炊飯器のフタに付くと、冷めて水滴となって落ち、ご飯粒同士が くっついてダマになる原因になります。

    炊き上がったら、すぐに炊飯器のフタを開けてほぐし、余分な蒸気を吹き飛ばしましょう。

    • ポイント
    • ご飯の底をひっくり返しましょう。

    ほぐし方は、以下の工程が良いと思われます。

    1. ご飯全体を十字に切って4つのブロックに分ける。
    2. 1ブロックを底から しゃもじで持ち上げてひっくり返す。
    3. ひっくり返したものを優しくほぐす。
    4. 残りの3ブロックにも同じ事を行って終了。
    詳細をみる

コツ⑥:米粒をつぶさず茶碗によそう

お米をつぶさず盛り付け

ご飯をよそう時は、できるだけ米粒を つぶさないようにしましょう。

しゃもじでご飯をふわっとすくって、しゃもじの上を滑らせて茶碗に入れるのが良い盛り付け方です。

数回にわけて、少しづつ山型に盛っていくと見栄えもよく、美味しそうになります。

● 実際に炊いてみました。

  • 炊飯器2つ

    通常の炊き方最高の炊き方で比較しました。
    どちらも同じお米を使っています。

    通常の炊き方
    洗米:しっかり透明になるまで
    浸水:常温で35分間
    モード:通常炊飯

    最高の炊き方
    洗米:サッと軽く洗う
    浸水:冷蔵庫内で6時間以上
    モード:早炊き

    審査員8名に、AとBどちらがどの炊き方なのかわからない状態で、食べ比べてもらいました。

    結果、最高の炊き方の方が、甘く、味が良い事がわかりました。

    通常と比べて、最高の炊き方の方が・・・

    甘味に関して、8人中・・
    甘い4人、同じ4人、甘くない0人

    味に関して、8人中・・
    うまい5人、同じ3人、マズい0人

    • ポイント
    • 食べ比べの詳細

    レーダーチャート

    当社の令和3年産「コシヒカリ」を使用しまして、 通常の炊き方最高の炊き方の比較で、 以下、各7項目に対して、7段階評価しております。

    7項目・・・・・
    色・つや・におい・甘味・味・ねばり・やわらかさ

    7段階評価・・・
    かなり不良・少し不良・わずか不良・同じ・わずか良好・少し良好・かなり良好

    通常の炊き方は、全項目を基準点の5点として比較

    最高の炊き方の点数例・・審査員8名で
    通常より「かなり良好」を全員が選択=10点
    通常より「かなり不良」を全員が選択=0点
    通常より「わずか良好」を全員が選択=6.7点

    結果、どの項目も「ほぼ同等」か「最高の炊き方の方が良好」という評価になりました。

    同じお米であっても、炊き方次第で、さらに美味しいご飯になる事を実証できました。

    詳細をみる

お問合せ

  • 農家さま
  • 業者さま

上述のような、米卸に関するご要望、お困り事はございませんでしょうか。
また本ページへのご質問等ございましたら、 是非、当社「安田商事」に お気軽にお問い合わせください。

以下のボタンをタップすることで、直接メール、お電話いただけます。